お出かけ(災害地下神殿へ!『首都圏外郭放水路』)

関東お出かけ

緊急事態宣言が出るちょっと前、いつか行きたいと思っていた(防災)地下神殿へレンタカーで、いぬた氏と2人で行ってきました。いざというときに助けてくれる防災神殿の巨大空間にただただ唖然としてました。これを考えた人、すごいな…!!

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地下神殿は埼玉県春日部市に

数年前から気になっていた『防災地下神殿(首都圏外郭放水路)』、予約してお邪魔してきました。いろんなコースがあってどれも気になるんですが初めてお邪魔するので、一番ライトなコースを予約。

一番ライトなコースは『気軽に参加できる!地下神殿コース』は一人1000円。
地下神殿「調圧水槽」をガイドさんの説明のもと見学が約1時間できます。

防災地下神殿があるのは千葉県野田市、江戸川沿いにあります!ちょっと都心から離れて地元茨城に似たのんびりした雰囲気の中にどどーんとありました。

駐車場の目の前に建ってるのが「庄和排水機場」。各河川から流れてきた水を巨大ポンプで排水樋管(ひかん)へ送る施設で、管理棟もあり中央操作室で放水路全体をコントロールしている要。この下に地下神殿の入口があるの?!っておもったら、ここではありませんでした。

こちらの建物は受付。

時間があったので、この場所の地層や外郭放水路が作られた理由、メカニズムが勉強できたり(…ほぼ理解できてなかったけど)実際使用している操作室を観れてちょっとテンションがあがりました。作業員さんになれるコーナーも。操作室をもっとじっくり観察したかったんですが、集合時間が迫っていたので慌てて外へ!

集合場所、結構先。緩い坂道を下った奥にある、白い建物を目指します。…結構距離ありました(w)

ぶーんと音が聞こえたので振り返ってみたら!

江戸川の河川敷でパラグライダー?ハンググライダー?が飛んでました。青空に映える!…って写真撮ってたら、集合時間にギリギリでいぬた氏に怒られたw

この日は20人ぐらい。ガイドさんはお2人。入る前の注意(コロナなので間隔を取ること、一列で、撮影はOKがでるまでとれない)など説明を受けます。

そして、いざ、地下神殿へ。ドラクエの洞窟の現代版って感じ?

入る前に地下神殿ってどういう施設なのか、ちょっとご紹介。

首都圏外郭放水路(防災地下神殿)とは
埼玉県の中川・綾瀬川流域は、昔から浸水被害に悩まされてきた地域です。この地域は利根川、江戸川、荒川といった大河川に囲まれたお皿のような低い地形で、また、河川の勾配が非常に緩やかなため水が流れにくいといった特徴があります。

この洪水被害を軽減することを目的に、春日部市にある倉松川や大落古利根川といった5つの中小河川の洪水を江戸川に配水する世界最大級の地下放水路「首都圏外郭放水路」が誕生しました。

首都圏外郭放水路(国土交通省江戸川河川事務所)パンフレットより

入ったら、すごかったよ地下神殿

階段で116段、ビル5~6階相当をテクテクして降りていくと…外の暑さとは打って変わりひんやり。うっすら泥の匂い(くさいわけじゃなくて、雨上がりの駐車場みたいな感じ)。そして、想像以上の世界が広がってました。みんな地下空間が見えた瞬間、感嘆の声を上げてました。そして私も!!

説明を受けて撮影OKになってから写真撮影タイム~!

いや~すごい…!ここに水が溜まって水害を防ぐわけですね(超ざっくり)治水って昔から大切だって言われてきたけど、最近の豪雨や台風の激しさにテクノロジーは進化していて、でももっと進化しないとならないんだろうな、と思う次第です。

ちなみにこの「防水地下神殿」と呼ばれているこの圧巻の空間は「調圧水槽」。水槽!!世界一でかい水槽なんじゃないだろうか…

調圧水槽は、長さ177m、幅78m、高さ18、の巨大な水槽で、ポンプ運転の緊急停止時の水圧を調整する役割があります。ここは、第1立坑とつながっており、第5立坑から順に第1立坑まで、地下トンネルを通じて流れてきた水の勢いを弱め、江戸川にスムーズに水を流す役割を果たします。

巨大な地下の空間になるため、周囲の地下水からの浮力で調圧水槽がうきあがらないよう、幅2m、長さ7m、高さ18m、1本約500トンもの重さのコンクリートの柱が59本林立しています。

首都圏外郭放水路(国土交通省江戸川河川事務所)パンフレットより

調圧水槽の端が第1立坑に繋がってます。第1立坑はトンネルから送られてきた水を調圧水槽に送る役目。上から見るコースもあるみたいなので、次に行くならそれを見たい…!

水って上から下に流れるイメージだけど、この第1立坑は水が下から上に上がってくるわけね…この第1立坑の大きさは、スペースシャトルとか、ニューヨークの自由の女神が入っちゃうほどのスペースらしいです。

お邪魔した時で直近、稼働したのは7月頭の豪雨の時でした。年7回平均で稼働しているみたいです。

決められた範囲だけど、20分ぐらいゆっくり地下神殿の見学ができました。土砂やゴミもたくさん流れ込んでくるだろうから、稼働後は掃除が大変だろうなぁ…お掃除は、ブルトーザー?を地上から吊り下げて地下神殿におろして掃除するみたい。

再び地上へ

行はよかった下り階段、帰りの登りはなかなか(w)コロナ対策で前後の間隔をあけてはいるものの、止まっちゃうと申し訳ない気がしてがんばって休憩せずに階段上り切りました。

ああ外は暑くて、空が青い。この広い青々とした芝生の下に地下神殿があるのか…!と参加前には見えなかったものが見えるようになりました。

防災地下神殿(首都圏外郭放水路:龍Q館)アクセス

住所
埼玉県春日部市上金崎720
開館時間
9:30~16:30
見学受付電話
048(747)0281
アクセス
電車やバスがあるんですが、かなり不便なので、公式サイトでご確認ください。われわれはレンタカーで行って正解でした。

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たびらいさんのレンタカーっていったら、沖縄が強いのかな~っておもったんですが、都内でも借りることができました!

コメント

  1. AKAZUKIN より:

    すごいー!映画に出てきそうな感じですね!
    入り口のところ、ほんとドラクエみたい^^

  2. いぬまる より:

    >AKAZUKINさん
    そうなんですよ!!本当に迫力ある空間でした。大雨が降ったら稼動しないとならないので、映画とかにはなかなか使えないかもですが、なにか使ってほしいぐらいすごいところでした(栃木にも大石資料館っていう地下空間あるんですが、またそれとは別の現代版!って感じなのです)
    頭の中ではドラクエのフィールド音楽流れてましたw
    リモート中心の生活になってしまったのでなかなか上り下り、きつかったですw

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