いろいろバタバタしていた最中、心に余裕をもちたーい!っていうことで5月に会社の同僚と美術館へ行ってきたので、振り返り~
すみだ北斎美術館で北斎さん(とその一門)の絵画堪能するの巻
お邪魔したのは『すみだ北斎美術館』。
去年、「江戸東京博物館」にお邪魔した時、一緒に行くとちょっと割引になるよ~っていうことで気になっていた美術館です。
建物がお洒落、すみだ北斎美術館
天気もよく、お散歩にはばっちりの5月の土曜日。同僚たちと待ち合わせしたのはすみだ北斎美術館の入り口!
美術館どこーって両国駅から歩いて思ったんですが、この建物が出て来たらすぐわかるよね。
めっちゃスタイリッシュ―!!
Мって字?それともNかな??気になる形状。さすが美術館。建物も美術品だわ(北斎っていう雰囲気はなかったけど)
建物コンセプト。
建物外壁は、淡い鏡面のアルミパネルを使用しています。建物外壁にやわらかく下町の風景が映り込み、周辺地域の風景に溶け込みます。また、ゆるやかに変化するヴォリュー ム は風景の映り込みをゆるやかに変化させ、見る角度によって表情の変化する外観となります。
(「すみだ北斎美術館」公式ホームページ、建物の説明より)
確かに、下町の中にあって街の風景が映り込むの素敵です。振り返れば、スカイツリーもばっちり。
近くに詳しい同僚曰く、美術館の裏にあるスーパー、めちゃ安くて品揃え豊富らしい。
すみだ北斎美術館と葛飾北斎の関係は?
北斎さんってどんなイメージあります?
いぬまる的には、葛飾北斎、江戸時代の浮世絵を書いた人で世界の名だたる絵描きさんたちに影響を与えた人。そして晩年は長野(小布施とか)にいて、あのお寺で天井に描いた人だ!ってぐらいのっていうぐらいの知識ぐらい!
▽小布施:岩松院で葛飾北斎肉筆画を見てきたときの話(2017年秋の長野旅のエントリー記事)
江戸時代の絵師さんなわけだから、江戸に住んでたんだろうな~って推測はできるわけなんですが…
世界的な画家として評価の高い葛飾北斎は、宝暦10年(1760年)に本所割下水付近(現在の墨田区亀沢付近)で生まれ、90年の生涯のほとんどを墨田区内で過ごしながら、優れた作品を数多く残しました。
墨田区では、この郷土の偉大な芸術家である北斎を区民の誇りとして永く顕彰するとともに、地域の産業や観光へも寄与する地域活性化の拠点として、「すみだ北斎美術館」を開設しました。
この美術館では、北斎及び門人の作品を紹介するほか、北斎と「すみだ」との関わりなどについて皆様にわかりやすく伝えていくため、展覧会をはじめ様々な普及事業を行います。そして、これらの事業活動を通じて国内外に向けて情報を発信し、北斎と「すみだ」の魅力をより一層高めていきます。(すみだ北斎美術館公式サイトより)
はい!葛飾北斎は墨田区生まれ!
故に、墨田区美術館が建てられ、地域活性化の拠点として開設されたというわけです。
美術館としては、2フロア(常設1フロア、特設1フロア)で上野の大きな美術館、博物館とは違って、人も多くなくゆっくり鑑賞できまーす。圧倒的に年配の方が多く、ゆっくり堪能されている感じが心地よし!海外の方もちらほらいらして、すごーくじっくり見られてます。ファンが多いんだろうなぁ…世界的にも!!
常設展:生涯ずっと絵を描いてた葛飾北斎に敬礼ッ!!
北斎さん、260年ぐらい前に生まれたかたなんですが、90歳で没。その時代で90歳ってすごいよね…!!19歳ぐらいからずっと絵を書いていたわけで、羨望でしかない。
常設展では北斎が絵を描き始めてから亡くなるまでに描いた絵が飾られてます。
写真撮影一部OKッ!
肉筆?っておもえるほど高精細レプリカもあって、じんわり感動です!
北斎さんっていったらこれかな?
これ、すごい…!!鳥肌立ってしまった…レプリカなんだろうけど、なんかぐわーっていろいろ胸にやってきました。すごい、しか言葉にならない(ボキャブラリーが貧相な自分が残念じゃ…)
葛飾北斎の浮世絵だけじゃなくて、今で言うところの「イラスト素材集」みたいなのもあって、今のマンガの素地ってこんな時代からも脈々と受け継がれてるんだなぁ…って感慨深し。
常設展では、ちょっとデジタルで遊べるコーナーもあったりして、すごい熱中してやってしまった(人が多くないからゆっくりやれるのも嬉しい利点!)
展示は、残念ながら(当たり前だけど)春画はありませんでした。
葛飾北斎(名前はPNかw)が描いたあのタコの触手を見てみたいなぁとおもったけど、まぁ、ないよね!当たり前だけどッ(w)触手ってカテゴリー、趣味の方(※BL)では昔より認知されてる気がするけどどうなんだろ(小声)
企画展:北斎のなりわい大図鑑!
江戸時代の仕事、特に生業(なりわい=生活をするための仕事)にフィーチャーした企画展(2019年6月9日まで)
ここで展示されていた「蛤売り図(はまぐりうりず)」は新発見の肉筆画なんだとか。
(企画展はすべて写真撮影がNGなので、すみだ葛飾美術館HPよりお借りしました)
これも北斎?!
展示されているのは肉筆画だったので、細かいところはどうなってるんだろうか、表情が怖いのかひょうきんなのかどっちなのか…とか、ガラスにめちゃくちゃ顔を近づけてガンミで鑑賞。
結論。
すごいぞ―――ッ…!!(味王様バリに声上げたい勢い)
特別展の外にあったフォトスポット。
この樽の職人さんにすごく親近感が…そしてその樽の向こうに、富士山が見えるのがまた!!素敵よネッ!!!スタンリーさんみたいに、富士山が出てくるのがまた素敵ッ!!(…違うか)
企画展は、葛飾北斎だけじゃなくて、たくさんの絵師さん(門下生なのかな?)の作品が入り乱れて展示されてました。絵師さんによってまったく作風も表情もテイストも違うわけで、(当たり前のことだけれど)ひとくくりで浮世絵とか江戸時代に描かれた絵画っていっちゃだめなんだな~って実感。まとめるのよくない。最近に自分への戒め。
美術館にお邪魔してすこーし心が穏やかになりました。あわてないあわてない。やることあるけど、タイミング見計らってうまーくやってきましょ、って思えた一日でした。
すみだ帆草美術館のアクセス&営業時間
すみだ北斎美術館へはJR両国駅から徒歩10分ぐらい。
・都営地下鉄大江戸線「両国駅」出口より徒歩5分
・JR総武線「両国駅」東口より徒歩9分
住所:
〒130-0014 東京都墨田区亀沢2丁目7番2号
営業時間:
9:30~17:30(入館は閉館の30分前まで)
休館日:
毎週月曜日(月曜が祝日または振替休日の場合はその翌平日)、年末年始(12月29日~1月1日)
すみだ美術館の版権を持って、江戸東京博物館へ行こう!
すみだ北斎美術館の常設展または企画展の半券、年間パスポートの提示で、「江戸東京博物館」常設展を団体割引料金(大人600⇒480円)で観覧できます!
北斎さんたちが生きた時代を感じることができまーす(最終的に現代、秋葉原のメイド喫茶もあるけど)
住所:墨田区横網1-4-1(9:00~17:30休館日除く)
※すみだ北斎美術館から両国駅方面へ徒歩5分
▽江戸東京博物館に行ってきた時の話
近くにはまたモダンな「両国湯屋江戸遊」っていう温泉があるので、そこも含めて一日遊べるな~って思った次第。すみだ北斎美術館へ向かう途中、久々に前を通ってたけど改装しててより江戸モダンな感じになってました!!
すみだ北斎美術館の振り返りは以上ッ!お付き合いありがとうございました。
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