2018年10月のソウル旅3泊4日の2日目。
昌徳宮の『月灯り紀行』に参加してきました!
『ホルミホドゥ(仁寺洞店)』で、『ライ麦入りクルミまんじゅう』を購入するミッションを無事クリアした我々。華麗な走りで(?!)ガイドツアー開始にギリギリ間に合うの巻。
昌徳宮散策中はお月様も出ていてまさに『月灯り紀行』!ちょっと肌寒かったけど、それもひっくるめて贅沢時間を堪能ですっ(*o´∀`o*)
写真多めで振り返り~(見えるかなぁ…;)
▽コリアハウスでの夜ご飯『月灯り紀行:前篇』
▽ホルミドゥ『月灯り紀行:中篇』
ソウルの古宮で唯一!世界遺産の昌徳宮ってどんなところ?
古宮(コグン)で唯一、世界遺産に指定されている昌徳宮。
読み方は、チャンドックン。韓国語表記は『창덕궁』、英語表記は『Changdeokgung Palace Complex』。
「昌徳宮(チャンドックン/史跡122号)」は、1405年景福宮の次に建てられた別宮です。正宮の景福宮の東側にあり「東宮」とも呼ばれていました。1411年に錦川橋、1412年に敦化門が建立され、朝鮮第9代の成宗の時代からはさまざまな王がここで過ごし、本宮の役割をする宮殿となりました。
壬辰倭乱(文禄・慶長の役)の際には火事になってしまいましたが、これは宣祖(朝鮮時代14代王)が義州に避難したことに怒った百姓が宮殿に放火したためです。1611年に光海君により再建された宮は自然と人工の調和がなされ、観光客がよく訪れる場所として仁政殿、大造殿、宣政殿、楽善斉など多くの文化財が各所で目を引きます。
現代の昌徳宮は大きな通りのそば、街の中にあるのに、緑も多くて敷地も広いからか、門をくぐればとっても静かな場所でした。
月灯り紀行(昌徳宮)プログラム
前半はご飯をコリアハウスで頂き、後半はいよいよ『昌徳宮』の夜の観覧。ガイドをしてもらいながら、伝統芸能鑑賞です(約2時間)。しかも!素敵なお土産付き~!!
・観覧コース:昌徳宮の歴史、文化、造形などの解説と案内
敦化門(トンファムン)集合-進善門(チンソンムン)-仁政殿(インジョンジョン)-楽善斎(ナッソンジェ)-上涼亭 大笒独奏-芙蓉池(プヨンジ)-不老門(プルロムン)-愛蓮亭(エリョンジョン)-演慶堂(ヨンギョンダン)伝統公演※、茶菓試食-後苑(秘苑)林道(フウォンスッキル)-敦化門にて解散
・(※)伝統芸術公演観覧:
パンソリ、影絵芝居、伝統舞踊(伝統茶、茶菓子付)
・お土産:
韓国のお菓子&リンゴのドライフルール、そしてお茶、昌徳宮がモチーフにしているブックマーク。どれも素敵なパッケージでホテルに帰ってからおぉ…とチョルチンNと二人で歓声を上げました(^^)旅の素敵な思い出!!
春、秋に開催されているイベントなので、参加したい~ってときは、Konestさんとか、ちょこちょこみるといいかも。
日本語ガイドさんがいらっしゃるので、昼でも時間があえば、日本語ガイドさんに解説してもらいながら観覧できます~(伝統芸術は観覧できないけれどね…)
・一般観覧(約60分):
コース:敦化門-仁政門-仁政門-熙政堂-大造殿-誠正閣-楽善斎
チケット:大人3,000ウォン
・後苑特別観覧(約90分):
※後苑特別観覧は世界遺産なので、解説者のガイドさんと必ず一緒に回る必要あり。
コース:涵陽門-芙蓉池-不老門-愛蓮池-演慶堂-觀欖池-玉流川-ピョンジョンキル-敦化門
チケット:大人8,000ウォン(一般観覧のチケット代込み)
昼間のツアーはベルトラさんにいろいろあります~
ソウル市内観光ツアー 世界遺産・昌徳宮(チャンドックン)
▼昌徳宮公式HP(英語)日本語版はないけど、ガイドブックのページから日本語版の解説がPDFでファイルでダウンロードできます~
ツアーは、敦化門(トンファムン)から
ツアーの集合場所は『敦化門(トンファムン)』。昌徳宮の正門でソウルに現存している木造の二層門としては最古。
ホルミホドゥからなんとかたどり着いた集合場所『敦化門』。息切れしながら門前の受付でチェックを済ませて、グループごとに一列に並んで待ちます。それぞれの国にあった言語のガイドさんが付くので、われわれのグループはみんな日本の方。コリアハウスでお隣のテーブルでご飯を食べていらした家族や夫婦のお姿も。
ガイドさんは日本語堪能な落ち着いた声色の女性で、それがまた夜の古宮(コグン)の雰囲気にばっちり(o´∀`o)♪
そして、寒いので~とホッカイロを一人1ついただきました。お気遣いもありがたい(っ´ェ`c)
1グループずつ中へ。昌徳宮の中は灯りがほとんどなくて、あちこちに段差があります。スタッフさんが細かくフォローしてくれるのがありがたい。そして、足元を照らす灯りを受け取って観覧開始~。
いただいた灯りは赤と青の布で覆われた提灯。赤は陽、青は陰を示しているんだとか。
中はろうそくじゃなくてライトが入ってます。火事になったら大変だものね…(お盆の時、ご先祖様のお迎えにいった帰り。家紋が入ったちょっとお高めの提灯を燃やしちゃった経験がある身としてはライトでよかったと、心から思います、はい)
仁政殿(インジョンジョン)
約600年前につくられた錦川橋(クムチョンギョ)という橋を通って『仁政殿』へ。
『仁政殿』は『昌徳宮』の正殿。執務をする場所ではなく、王の即位式、朝礼、外国使臣の接見などの重要行事が行なわれました。
トンイがクムと戻ってきたシーンを思い出すよね……ううう。また観よう…!!
臣下は前の広場でそれぞれの階級ごとに並びます。
王様に向かって左手には『武班』。右手には『文班』が並びます。両方あわせて両班。
正殿の手前の階段。
守り神『海駝(ヘテ)』がいます。『徳寿宮(トクスグン)』のヘテも可愛いけど、昌徳宮のヘチも若い感じでかわいいなぁ…ちょっと鼻の穴が大きめなのがまたキュート!!
『仁政殿』の中。
外から見ると2階建て風に見えるけど、中は1階で吹き抜けになってます。ライトアップされた感じがまた趣あり。王様がここにいたんだものね…思わず背筋が伸びました。
合間に観る月が素敵。朧月夜でした。まさに月灯り紀行。
もっとのんびり散策したかったんですが、グループでの団体行動なので、ふら~っと適当に行くわけにはいかないのが歯がゆいw
楽善斎(ナクソンジェ)
『楽善斎(ナクソンジェ)』は元々24代王・憲宗(ホンジョン)が後宮(フグン、王の妾)を迎え入れるために建築され、王朝末期の皇族たちが暮らした場所。
吉野窓のように丸い枠。中から見える景色に何を想うのか…
照らされた灯りが幻想的。
そしてどこから楽器の音が…
再び思い出す『トンイ』。ハンヒョジュちゃんの楽器(ヘグム)演奏シーン、すごいトキめいたなぁ…
『楽善斎』の裏手の急な勾配を登ります~(ヒールがない靴でよかった~~~運動靴がおすすめです)
上涼亭(サンニャンジョン)
丸い門の先に見える建物が『上涼亭(サンニャンジョン)』。六角形の楼閣なんですが~~
ここで大笒(テグム)の生演奏!すっばらしい~~!!
月灯りの下、聞こえてくるしっとりとした笛の調べ…ずっと聴いていたい…それだけでももう一度、お邪魔したいな~と思う体験☆.。.:*(福´Д`福).。.:*☆
芙蓉池(プヨンジ)
大笒の演奏に後ろ髪をひかれながら移動…少し丘にあがったかな~とおもったら、下り坂。紅葉の葉っぱがちらほらあったけど、まだ紅葉はしておらーず。
提灯を照らしながら下っていくと~見えてきた『芙蓉池(プヨンジ)』。昌徳宮で一番美しいとされている場所です。
『芙蓉』は『蓮』の別名。夏場は『蓮』が綺麗に咲くんだとか。池にライトアップされた建物が映ってまたいとおかし…
王様が散歩を楽しんでいた庭園の回りはとっても自然ゆたか。
こちらでも生演奏!日本でもこんなシチュエーション体験したことないよ~~!!お琴のような楽器の独奏~~~♪(カヤグムなのかなぁ…??)笛とはまた違う調べにうっとり聞き惚れました。
なお、演者さんがいた建物は、第22代の王さま正祖(チョンジョ)の時から、科挙の試験場として使われていた模様(『イ・サン』の時代だ…!!)
演慶堂(ヨンギョンダン)
続いてやってきた演慶堂(ヨンギョンダン)。この演慶堂は19世紀に建てられて、当時最高の歌い手がここに招かれ、王や王族のために公演を行った場所なんだとか。
提灯を返して、外に設けられた席へ誘導されます。
板の間がステージ、庭が観覧席です。
入る前に温かい飲み物をいただけます。飲み物は伝統茶で2種類選べます。漢方っぽいお味のお茶。なんだったかなぁ…チョルチンNは覚えてるかしら??(菊茶??)
進行は英語で進みます。うん。なんか始まるのはわかったから問題ナシ!!
生演奏で伝統舞踊が始まります。とっても鮮やか~~!! 踊り手さんたち、華やか~!!王さま気分になりました。
パンソリを披露していただいたのは女性だったんですが、朗々と語る(歌う)感じが、日本の詩吟のようで鳥肌が立ちました(しかも低めで抑揚少なめなやつ)何のお話がわかってないけれど、パンソリ、感動しました。
そして影絵。王様と王妃様との恋物語。
ハッピーエンド!めでたしめでたし~!!
演目は合わせて30分ほど。贅沢な時間でした。ありがとうございました~~!!
そして、少し山道を上り、舗装した道を下って元の『敦化門(トンファムン)』へ。
あっという間の2時間でした。
知り合いが春か秋にソウルに行くよ~って聞いたら、絶対おすすめしちゃうツアーですッ!
(自分もまた行きたいもの!!!)
屋根裏のプリンス撮影場所『敦化門(トンファムン)』
日本に帰ってきて、このブログを書くにあたって昌徳宮を少し調べたら…
Σ(っ゚Д゚;)っなんと
Σ(っ゚Д゚;)っななな、なんと~~~~
ツアーの集合場所の『敦化門(トンファムン)』は…
ユチョンのドラマ『屋根裏のプリンス』撮影場所の1つだったことが判明!!!
う、うそでしょ…気づかなかった…
ドラマ観たの結構前だもんね…仕方がないよね(TдT)
『トンイ』で出てくる女優さんチョンユミちゃん(トンイを助ける女の子)が、『屋根裏のプリンス』ではヒール役を演じてるので、『トンイ』にハマってから観るのが辛くなってしまったのよね…悔やまれるんで、久々に見ようかな。『屋根裏のプリンス』のチョンユミちゃんにはヽ(#`Д´)ノって感じになっちゃうけれども。
以上で2018年秋の『昌徳宮月灯り紀行』の振り返りは終了!
次は『トンデムン食べ歩き(2日目も!)』もしくは、めちゃ面白かった『アクアマン』あたりを振り返りたい所存です。お付き合いありがとうございました~!
コメント
いや~(^^♪良いですな~(*´ω`*)
やはり、時代を思わせる建築物は国内外問わず良いものですよね(*´ω`*)
もう少し暖かくなったら、ゆっくり夜の宮殿を歩きたい感じですよね(^^♪
いぬまるさん
いぬまるさんのブログを拝見してから、韓国に行きたい気持ちが高まってきて、ただいま友達と行こうと計画中なんです(*^▽^*)
色々参考にさせてくださーい♪
ごめんなさい!ライトアップが綺麗だなーって思って見てたので
お月様の写真も建物がライトアップされるように思ったのですが、
こちらは室内の明かりが漏れていたのでした>_<
(おっちょこちょい・・・反省中・・・)
>えばたりゅさん
こんにちは!コメントありがとうございます~!
そうなんですよね~ゆっくりお邪魔して歴史を想う…贅沢な時間でした~(^^)
本当、春先にもゆっくり行きたいです!!夜の宮殿、お庭も池も、秋とは違う素敵な空間があるだろうな~とおもうので!
>舞さん
こんにちは!コメントありがとうございます~!
なんと!!うれしいです~ブログ書いててよかった~(^^)
少しでも参考にしていただけるのでしたら嬉しいですーー!!(ミーハーなブログも多いけど;)
IKUKOさん
コメントありがとうございます~!お気になさらず~!
建物のライトアップ越しに見える月もあって、記憶を思い出すことができました(^^)無問題です!